December 05, 2005

平間至 - - - Photographer

Tower Recordに行くと置いてあるタワレコ情報誌。私はこれに載っている(また店頭にポスターとして貼ってある)『NO MUSIC, NO LIFE』の写真が好き。
これは箭内道彦氏アートディレクション、平間至氏撮影、というコンビで撮っている。
そして、私はよく映画のチラシを手にとるのだけど、最近いいなぁと思ったチラシは、『メゾン・ド・ヒミコ』。この写真を撮っているのも平間至氏。
それから写真家平間至を意識して見るようになったのだけれども、サンボマスターの『全ての夜と全ての朝にタンバリンを鳴らすのだ』というCDジャケットもすばらしい。
どんな人なのだろう?と気になってはいたものの、ホームページを見てちょっと引いたりもしていた。
先日、広告サミットというのが3日間行われて、その1セッションで彼のトークが聞けるというので参加してきた。テーマは『写真と広告』、メンバーはアートディレクターの中島英樹氏がナビゲーターで、写真家は平間至氏、ホンマタカシ氏、瀧本幹也氏。3人ともまったく違ったタイプの写真家だった。
この中で私が弟子入りするなら?(笑)、やっぱり平間さんがいいな、と思えた素敵な人。
広告サミットについては後述しようと思う。

→ 平間至ホームページはこちら

November 26, 2005

山崎まさよし - - - ミュージシャン

とりあえず好きなタイプナンバー1。大学生の頃など、B1ポスターを部屋に貼ってました(恥)。
好きなタイプと言ってるだけあって外見が好きなんだけど、彼にハマったきっかけは、『One more time, One more chance』という名曲。ミュージシャンとしての魅力でまず気になり、その曲が使われている彼主演の映画『月とキャベツ』を観て、好きなタイプと化しました。
今年はデビュー10周年ということで、ベストアルバムも出て、人気沸騰中ですが、人気が出ても変わらないマイペースな雰囲気がまたいいです。
先日、久々に主演した映画『8月のクリスマス』を観てきました。韓国映画のリバイバルだそうです。彼が演じる役はいつも彼そのままに近い感じで、自然です。物語はじわっと心にしみる、大泣きではなくほろっという感動もの。終わってからもいつまでも心に残る、そんないい映画でした。もちろん、音楽も彼が手がけています。ちなみに、この映画を観た武蔵会館は、いわゆるミニシアター系でしかも昔の映画館。懐かしい映画館の雰囲気も助けて素敵なひとときになりました(癒)。

山崎まさよしオフィシャルサイト

November 20, 2005

【CD】CLAZZIQUAI PROJECT / instant pig

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店頭で試聴して iTunes Music Store で即買いした1枚。ラウンジでゆったりするのも、クラブで踊るのも、どちらにでも合う、House、Jazz、Classic、なんかいろんな要素がミックス、リミックスされた音楽。そしてヨーロピアンハウスのようなジャパニーズハウスのような、、、国籍不明!って思っていたら、実は韓流!!買ってからホームページみて気づきました。
m-floのソウルでのライブに参加したりもしてるみたいです。女性と男性ボーカルの混ざり具合もいいです。

→ CLAZZIQUAI PROJECT の日本語HPはこちら。(試聴できます)

October 01, 2005

イサム・ノグチ - - - 彫刻家/プロダクトデザイナー

東京都現代美術館で開催されている『イサム・ノグチ展』に行ってきた。
彼は、「地球を彫刻する」芸術家だ。デザイナーとしての私自身の目標であり、こうであってはじめて「デザインした」と思えるものは、空間すべてを調和したデザイン。モノは必ず空間の中で使われる。自分がデザインするチラシは誰がどこでなんのためにどういうときに見るのがベストなんだろう?そのある空間をいつも考える。
イサム・ノグチは地球を彫刻する。それって今考えることのできる最大の空間を変えてしまっているっていうことだよね?すごいことだ!
彼の作品(特に未実現の模型)の展示では、Play ground(子供たちが遊ぶ公園)が多かった。その公園はジャングルジムや滑り台、ブランコ、そんな普通思いつく公園とはちょっと違っていた。彼はそういったアトラクションを置くのではなく、大地を彫刻して公園のアトラクションをつくろうとしていた。地球と子供が一緒に遊べる公園。
彼が80歳を過ぎた頃、やっとその公園を作るプロジェクトが実現に向かってスタートした、しかし、完成を待たぬまま永眠。彼の思いは引き継がれ、2005年夏、札幌にモエレ沼公園が完成した。近いうちにぜひ訪れようと思う。
彼はすてきだ〜。

→ イサム・ノグチについての参考WEBサイト
もっと知りたい、イサム・ノグチ
The Noguchi Mudeum
イサムノグチ庭園美術館
ISAMU NOGUCHI PRIVATE TOUR

September 20, 2005

杉本博司 - - - Photographer

世界各地の水平線を写したモノクロ写真。以前その写真を見てそれがすごく印象に残っていた。
BRUTUS杉本博司を特集していて、それが彼の作品である"Seascapes"というシリーズだということがわかった。六本木ヒルズの森美術館で彼の展覧会がはじまったので、早速行ってみた。
そこで、この"Seascapes"は、古代も現代も同じ光景を撮ろうというコンセプトから生まれたものだということを知った。水平線をとりつづけることでタイムトリップが実現したという。彼はシリーズを同じ構図にするために、水平線が真ん中にくるようにレンズの裏に印をつけて世界の海をまわった。
また、"Architecture"というシリーズは建築物がすべてピンぼけで写っている。ニューヨークのクライスタービルを見つけて、あぁ懐かしいなぁなんて作品に近づいたが、ピンボケ写真。他の作品もすべてボケていた。このシリーズのコンセプトは建築家が建築物を設計するときに思い描くイメージなんだそう。こういう建物を造ろう、とイメージを膨らませている頭の中の光景を写しているからすべてぼやけた建築物になったのだ。
その他のシリーズ、作品もすべてコンセプトがはっきりしている。杉本博司はすばらしく作家である。